トライプラス大野芝校ブログ。今年度の大学入試について。

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トライプラス大野芝校ブログ。今年度の大学入試について。

2019/12/23

トライプラス大野芝校ブログ。今年度の大学入試について。

堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。

今朝の新聞に、今年度の私立大学への出願状況の傾向が載っていました。関西では、私立最難関である関関同立への出願や次のランクである産近甲龍への出願が減り、その分その次のランクである摂神追桃への出願が大幅に増えているとのことでした。

昨年度から言われていることですが、私立国公立にかかわらず、受験生がより安全志向、現役志向になっているということです。このことの原因の1つは、国の入試制度の改革です。結局見送られることになりましたが、共通テストでの英語外部試験の導入や記述式問題の追加など、来年度以降から入試制度が大きく変わっていくのではないかということが、何としても今年度に合格しておきたいという気持ちにさせたのでしょう。

私も本当に、国にはもっとしっかりしてほしいと思います。いろんな問題点をあらかじめ解決したうえで、もっと早く発表するべきです。そして、大きな改革の時には、浪人生に対する配慮も必要です。浪人生だけは、以前と同じ形式で試験を受けることができ、不公平がないように点数を調整するというような処置です。

しかし、安全志向、現役志向になっている原因は、それ以外にもあるでしょう。浪人してまで1つ上の大学に行くことには価値がないと考える人が増えているのではないでしょうか。このことは、本当にケースバイケースだし個人の考えなので、いいとか悪いということではないですが、何が何でも志望校に入りたいと思う人が減っているのは、個人的には残念なことです。

どちらにしても、昨年度から安全志向で志望校をワンランク落として受験する人が増えており、最上位を志望校としている以外の人は、非常に厳しい戦いとなっています。自分もランクを落として受験するのか、浪人を覚悟するのかの決断を迫られている人もいるでしょう。自分の人生ですので、自分でよく考えて良い決断をしてほしいと思います。