高校生、大学受験勉強のための英単語帳について。

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高校生、大学受験勉強のための英単語帳について。

2020/02/29

高校生、大学受験勉強のための英単語帳について。

堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。

大学受験用の英単語帳はたくさんあり、それぞれいろんな特徴を持っています。

ここでは、高校生の英単語帳について説明し、私がおすすめするものを3冊紹介させていただきます。

〈目次〉

1. 単語帳を選ぶ重要性について

2. 単語帳の選び方 (1)種類 (2)レベル (3)順番 (4)派生語、語法、熟語 (5)その他 

3. おすすめの単語帳 (1)システム英単語 (2)鉄壁 (3)速読英単語

4. まとめ

〈本文〉

1. 単語帳を選ぶ重要性について

大学入試を目指して自分で英単語を覚えていこうという時、通っている高校で使っている単語帳が勉強しやすくて気に入っているのならそれを使ってもいいのですが、できればいろんな単語帳を見ていただいて、自分に一番合っていて勉強しやすいものをきちんと選んでほしいと思います。

言うまでもなく、英語は多くの場合受験にとって最も重要な教科の1つです。そして、英単語の知識は、英語学習にとって最も重要なことと言ってもいいでしょう。

一人ひとりの状況にもよりますが、多くの人は受験勉強のために、莫大な時間と労力をかけて英単語を覚えます。

そこで大切なのが、どの単語帳を使って勉強していくかです。自分にとって勉強しやすいかしにくいか、覚えやすいか覚えにくいかが、同じ時間と労力の勉強でも、大きな成果の違いにつながります。

ですので、全てのテキストについて言えることですが、単語帳を選ぶ際には、特に自分でよく調べて慎重に選ぶようにしてください。

2. 単語帳の選び方

単語帳を選ぶ際の見るべきポイントを紹介します。絶対的にどれがいいというのではなく、自分に合ったものを選んでいただきたいと思います。

(1)種類

単語帳を一番大きく分けると、英文付きの単語帳と英文なしの単語帳に分かれます。

英文付きの単語帳は、英文の中で単語を覚えられます。英文も面白い内容のものが多く、英文なしの単語帳でひたすら英単語を覚えていくという作業が嫌だという人にはいいと思います。また、載っている英文をうまく使えば、単語力だけでなく、英文解釈力や速読力などいろんな英語の力をつけることができるでしょう。

一方、英単語だけを最も効率よく数多く覚えるためには、英文なしの単語帳の方が向いていると思います。

(2)レベル

どれぐらい易しい単語からどれぐらい難しい単語までどれぐらいの数の単語が載っているかは単語帳によって違います。基本的には、自分が必要なレベルか少し上ぐらいのレベルまで載っているものがいいと思います。

中学生単語がかなりわかっていないという場合は、中学生用の単語帳をやってから高校生用の単語帳をやるのがいいと思いますが、少し苦手という場合は、中学生単語の難しいものから載せた高校生用の単語帳もあります。

また、かなり難しい単語まで載せているものもあり、レベル順になっている場合は途中までやるという方法もありますが、例文や説明が難しいと感じる場合は避ける方がいいでしょう。

(3)順番

単語を載せている順番も単語帳によって異なります。

英文付きの単語帳の場合は、順番はバラバラです。もしくは、テーマ別になっているものもあります。多くの場合、どのレベルの単語かがわかるようになっていると思うので、自分の必要に応じて覚えていきましょう。

英文なしの単語帳の多くは、レベル順、もしくは入試に出やすい順になっています。ただし、同じレベルの中で、品詞別になっているものとなっていないものがあります。私は品詞別の方が覚えやすく勉強しやすいと思いますが、自分の好みで選んでください。

(4)派生語、語法、熟語

派生語や語法、熟語などをどれぐらいのレベルまでどれぐらい載せているかも単語帳によって異なります。

高いレベルを求める人は派生語が多く載っているものがいいでしょう。

また、語法や熟語を別で勉強しないという場合は、語法や熟語がある程度載っているものを選んで、単語と同時に覚えていくのがいいと思います。

(5)その他

その他にも、できるだけ面白い例文を載せているものや、イメージをつかみやすいようにイラストを多く載せているものなど、いろんな工夫をしているものもあります。

適切な情報が載っているかどうかも重要ですが、覚えやすいかどうかや勉強しやすいかどうかも大切です。

単語を覚える勉強を続けていけるかどうか自信がないという場合は、本屋さんで実際に中身を見て、見た目が気に入ったものを選ぶのもいいと思います。

3. おすすめの単語帳

数多くある単語帳の中から、私が実際に使用していいと思ったものを3冊紹介させていただきます。

(1)システム英単語

英文なしの単語帳です。中学単語は載っていませんが、必須レベルのものから難関大学を目指す時レベルのものまで、レベル順になっているので多くの方に使っていただけると思います。同じレベルの中では、品詞別に単語が載っています。最初レベル別で一通り学習した後に、品詞別で通してもう一度学習するということもできます。派生語が多く載っているので、自分のレベルに合わせて覚えてください。語法や熟語もある程度は載っていますので、しっかりと学習すればかなりの語彙力がつくと思います。

(2)鉄壁

英文なしの単語帳です。大阪大学以上の国公立大学や関関同立の外国語学部や外国語大学を目指す方向けです。独自のテーマ別で単語が載っていて、前から順番に学習していくスタイルです。システム英単語よりも見出し語が極端に多いということはないのですが、派生語や語法や熟語がより多く載っています。また、覚えやすいように、単語のイメージイラストや語源なども書かれています。1冊丸ごと学習するのが前提で、学習するのに相当の時間と労力が必要なので、特別に語彙力をつけたいという方以外には合わないかもしれません。

(3)速読英単語

英文付きの単語帳です。興味深い英文が多いので勉強しやすいと思います。また、英文は、文法的に易しいものからだんだん難しくなっていくので、英文を使って、英文解釈や音読・速読の練習もできます。派生語や語法や熟語も載っています。

この本とシステム英単語を並行して使うとよりよく単語の学習をすることができるでしょう。

4. まとめ

英語学習の中で一番たいへんなのが英単語の暗記でしょう。しかし、単語の暗記なしに英語ができるようにはなりません。いろんな英単語帳がありますが、自分のニーズに合っているもの、見た目も好印象で勉強しやすそうなものを選びましょう。人それぞれなので、自分でしっかりと選び、選んだ単語帳を信じて勉強していってください。