なぜ勉強するのでしょうか? 中学受験 高校受験 大学受験

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なぜ勉強するのでしょうか? 中学受験 高校受験 大学受験

2020/03/07

なぜ勉強するのでしょうか? 中学受験 高校受験 大学受験

堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。

「なぜ勉強しないといけないのか」という疑問は、多くの人が一度は考えることではないでしょうか。私も学生の時は悩んでいたことがありました。そして、今は教室長という立場上、ときどき質問されることがあります。

ここでは、何のために勉強するのかについて考えていきたいと思います。勉強の意義をもっと知りたいという方や、勉強へのモチベーションを上げたいと思っている方のお役に立てれば幸いです。

今回は、Aさんと私(山中)との会話形式で話を進めさせていただきます。Aさんは、トライプラス大野芝校に来てくれている高校1年生の生徒という設定です。

※今回は、大阪弁です。また、あくまでも勉強へのモチベーションを上げるのが目的です。不愉快に感じた方は、途中で読むのをやめてください。申し訳ございません。

〈Aさんと山中の会話〉

Aさん:「先生。また、親とケンカしちゃってん。だって、ほんとにもう勉強勉強って、うるさいんやもん。」

山中:「ほう、そらいいことやんか。本来自分を磨くっていうのは一番贅沢なことやで。それに、勉強は楽しいやろ?」

Aさん:「えー、しんどいよー。勉強で楽しいことってどんなんですか?」

山中:「そら人間は、今までできなかったことができるようになるってのが一番うれしいことやろ。だから赤ちゃんもはじめて自分の力で立てたり歩けたりしたときに喜ぶんや。」

Aさん:「んー。そらそんなこともあるけど。でもなんで勉強ばっかりせなあかんのやろ。他にもっと大事なこともあるような気がするんやけど。」

山中:「まず、勉強せなあかんっていうのは、自分で勉強するって決めたからやろ。別に頑張って勉強していい大学にいかんでもりっぱな職業や生き方はいくらでもあるで。それに、勉強より大切なこともいっぱいあるやろ。先生は、思いやりがあるとか、だれも見ていなくても信号守るとか、そういった品性が一番大切やと思うで。」

Aさん:「んー。それやったら、みんな何のために勉強するんやろ。」

山中:「そらいいことがあるからやないかな。Aさんはどう思う?」

Aさん:「んー。そら大学出てる方が就職が有利やからちゃうかな。」

山中:「そう。そこや。会社は能力だけやなくて、真面目にずーっと頑張れる人がほしいんや。いい大学にいけたということは、一応それができたということやから。」

Aさん:「でも会社行くよりスポーツ選手とかユーチューバーのほうがもっと儲かるやろ。」

山中:「確かにな。ただ、儲かってるのは、ほんの一部やろ。先生は、勉強っていうのは、一番成果が得やすいものやと思てるで。例えば、頑張って野球の練習してたとしよ。高校野球に行くのは、東大行くより難しいと言われてる。でも、またその一部の人だけしかプロの野球選手になられへんのや。じゃあ、プロの野球選手以外で、特別野球が役立つ職業ってどれぐらいある?監督や審判やスポーツ用品店の人やいうても数がしれてるやろ。その点勉強は、別に東大いけんでも阪大、阪大いけんでも関関同立、関関同立いけんでも産近甲龍や摂神追桃やいうていろんな大学があるやん。そんで、それなりに大学いけたら、それなりに就職に役立つんや。」

Aさん:「んー。そう言われれば、そんな気もするけど。でもやっぱりスポーツ選手とか芸能人とかの方がかっこええし、昔みたいにいい大学に行っていい会社に行ったらOKっていう時代じゃないっていうのも聞いたことあるよ。」

山中:「んーそらいい大学に行きさえすればその後の人生が絶対バラ色やーいうことはないんやけど、あまり周りの人の言うことを信じすぎるのもよくないんや。ちょっと前、ゆとり教育っていうのが推進されたことがあってんけど、ゆとり教育って知ってるか?まあ簡単に言うたら、子供には勉強勉強言わんともっとのびのび育てましょうってことや。そんでその時にそのゆとり教育を一番うったえてた有名な教授がいてたんやけどな、その教授の二人の息子は二人とも東大やでー。」

Aさん:「えー、どういうことー?」

山中:「つまり、他の人にはゆとりやゆとりや言うといて、自分の息子には必死で勉強させてたいうことや。」

Aさん:「えー、それってひどくないですかー?」

山中:「まあな。でもそんなもんや。友達に勉強負けたないから、本当は勉強してても、友達にはやってへんやってへんいうのと同じレベルや。それにな、学校では、スポーツができたり絵がうまかったりしたらみんなの前で表彰状もらえたりするけど、勉強ができるっていうのはそんなんがなかっても本当はかっこええんや。ただ本当に最強やってみんなわかってるから誉めてくれへんだけなんや。それとまああんまり言いたないけど、妬みっていうのもあるんやで。」

Aさん:「んー。なんとなくわかってきたような気がするわ。私も高収入を目指して頑張るかな。」

山中:「おいおいおい。別に自分のためだけに頑張るんやないで。もっと大事なのは世の中の役に立つことや。世の中には勉強がしたくても、いろんな事情でできない人がおるんや。だから最初に勉強できるのは幸せや言うたんや。Aさんは、ええ能力も持ってるし、思いっきり勉強しても親に許してもらえるし(笑)。これを活かして世の中の役に立ってもらわな困るんやで。」

Aさん:「はいはい。でも、やっぱり勉強しんどいしなー。」

山中:「まあなにも勉強ばっかりせえとは言ってないやん。自分のできる範囲で頑張っていけばええんよ。」

Aさん:「わかりました。じゃあ、今日は見たいドラマがあるので帰って、また明日から頑張りまーす。」

山中:「おいおい。」