受験生にも遊びは必要か?

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受験生にも遊びは必要か?

2020/07/15

受験生にも遊びは必要か?

堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。

今回のテーマは、「受験生にも遊びは必要か?」です。

どれぐらい遊んでいいか、勉強しないといけないかではなく、受験勉強を必死にやる場合でも少しは遊びも必要なのかということについて考えてみたいと思います。

この問題については、実は教育者の中でも意見が分かれています。

1. まず、「遊びは必ずしも必要ではない」という方の意見を紹介します。

そもそもモチベーションが高ければ、勉強をすることによってストレスはさほどたまらない。

また、苦手な勉強や難しい勉強でストレスがたまれば、得意な勉強や簡単な復習をすることによってたまったストレスを解消できる。

勉強以外でのストレス解消は、自分で将来の夢を思い描いたり、自己啓発本を少し読んだり、軽い運動をするだけで十分だ。

遊んでしまうことによってリズムが狂ったりモチベーションが下がったりして逆効果となってしまう。

2. 次に、「遊びも少しは必要だ」という方の意見を紹介します。

勉強でたまったストレスを遊びで解消することによって、勉強を継続することができる。

遊ぶことにより適度な焦燥感(あせり)が生まれ、勉強の集中力が増す。

3. どんなふうに遊べばいいのか?

全く遊びなしでやっていける生徒もいるだろうが、ほとんどの生徒にとっては少し遊びも入れて受験勉強していった方がいいのではないか、というのが私の意見です。

それでは、どんな遊びをどれぐらいするのがいいのでしょうか。受験生に向いている遊びとはどのようなものでしょうか。

まず、私の考えた遊びの例を1つ紹介します。

「月曜日から土曜日までは、30分程度の海外ドラマを1本見る。1本がもっと長い場合は2日に区切って見ても1日でまとめて見てもいいが、1日に30分程度のペースとする。そして、日曜日には、映画(2時間程度)を1本見る。」

遊びの時間帯は、自分で決められる方がいいでしょう。また、1回の遊び時間はそんなに長くなく、好きな時に止められる方がいいでしょう。さらに、人との遊びよりも自分だけの遊びの方がいいと思います。

しかし、好きな遊びは人それぞれです。好きでないことをやっても意味がありません。

海外ドラマを見る代わりにゲームをやってもいいでしょう。ただし、1回のプレイが長くなく、いつでも止められるゲームがいいと思います。

また、友達とSNSや電話をするのもいいと思います。ただし、できるだけ同じ目標を持った友達を選びましょう。

カラオケに行くなど、半日(4時間)ぐらい続けて遊びたければ、日曜日の遊びを2週間に1回にしましょう。

もっと長く1日遊びたいなら、日曜日の遊びを月1回にすればいいのです(本当は、1回が短時間の方がいいですが)。

いずれにしても、遊ぶ時は後に尾を引かないように気を付けてください。

疲れすぎたり、勉強へのモチベーションを下げたりする遊びは禁物です。

4. 遊びもよく考えて、学習計画を立てましょう。

どんな立派な学習計画でも、体を壊してしまったり、途中で挫折してしまったりというのではよくありません。

睡眠、休憩、適度な運動、食事、そして、適度な遊びも、受験勉強を継続していくためには大切なことだと思います。