教室用のつぶやき(その1)

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教室用のつぶやき(その1)

2020/08/07

教室長のつぶやき(その1)

堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。

今回は、私、トライプラス大野芝校の教室長の山中が生徒の指導や塾の経営の中で感じたことを皆様に紹介させていただきます。今回は(その1)として、2つつぶやかせていただきます。

1. ほめるのって難しい

トライプラスはグループとして「ほめて伸ばす」ことを教育方針としています。教室長研修の中でも「ほめて伸ばす」ことの重要性やほめ方を学びます。

勉強には「やる気」が一番大切です。やる気がないと勉強はできません。周りの者がいくら頑張っても、生徒を机の前に座らせることはできても、実際に考えたり、理解したり、覚えたり、つまり勉強するのは本人にしかできません。

そして、「やる気」を引き出すには「ほめる」ことが一番です。多くの場合、「しかる」よりはるかに効果があります。

ですので、私は生徒を教える時も進路指導などする時も常にほめることを心掛けています。また、トライプラス大野芝校の他の教師にもそのように指導しています。

しかし、これがなかなか難しいです。ついつい忘れてしまいます。そして、「こんなこともわからんのか」「何回もやってるやろ」というような最も言ってはいけないことを言ってしまうこともあります。生徒を大事に思い、熱心に教えれ教えるほど、ついついそうなってしまいます。

反省いたします。教師はやはり生徒の将来を一番に考えなければなりません。私にはなかなか難しいことですが、感情的にならず、どう接したら、どう対応したら、何を言ってあげたら、生徒にとって一番いいのかを常に考えて行動、発言するべきだと思います。

これからもっともっと生徒に愛情を持ち、ほめることの大切さを深く認識し、自然にもっとほめていけるようになりたいと思います。

もし保護者様の中にあまりお子様をほめないという方がいらっしゃるなら、これからはもっとほめてあげてほしいと思います。

2. 「わかったつもり」って本当にこわい(勉強は「詰め」が大事)

私が教師として痛感していることの1つに、「教師が教えていてわかってるなと思うほど生徒はわかっていない、テストで点数がとれない」ということがあります。

今、私がよく言っていることですが、テストでは理解できている割合の2乗パーセントぐらいしか点数が取れません。

例えば、テスト範囲の勉強内容を7割理解できていても、7×7=49点(100点が満点として)ぐらいしか点が取れないということです。6割なら36点、8割で64点です。

理解できている割合というのは、理解できている範囲という意味ではなく、理解度のことです。

「なんとなくわかっているな」とか「だいたいわかっているな」では、テストには通用しないということです。

そしてさらに、この「わかっているな」ということ自体も勘違いであることがあります。

ですので、いい教師、いい指導というのは、どれだけこの「わかったつもり」を見抜き、防げるかということにかかっています。

そして、これはただ問題をやらせて答えが合っているかどうかで判断できるものではありません。

教師が教える時にも本当にわかっていないと答えられないような質問をどんどんし、問題の答えもどう考えてどうやって解いたのかまで聞いて初めてわかることです。

そしてまた、勉強は「詰め」が本当に大切です。

「なんとなくわかる」→「だいたいわかる」→「ほとんどわかる」→「完璧にわかる」に、

そして、「わかる」→「できる」→「速く正確にできる」に変えていくことが大切です。

(トライプラス大野芝校では、これらのことを全ての教師に徹底的に教えています。)

トライプラス大野芝校では、例えば普段数学の授業でも、どうしても理科を勉強したければ1回単位でも理科に変更することができるようになっています(そのためにも優秀な教師をそろえています)。ですので、定期テスト前には、「今回は数学は大体できてるけど理科がやばいので理科を教えてほしい」というようなことが時々起こります。こういったことはけして悪いことではありませんが、本当は「じゃあ数学は満点の自信があるのか」と言いたいです。本当は、数学の授業はより完璧を目指して数学をやり、理科が勉強したいなら追加で授業を取って勉強してほしいです(トライプラス大野芝校では、好きな時に1回からすぐに授業を増やすことができます)。

私も、トライプラス大野芝校も、より良い指導、より「わかったつもり」を防ぎ完璧に近づけていく授業を頑張っていきます。

生徒の皆さんも頑張って下さい。