共通テスト、直前に最短で得点を上げる方法!

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共通テスト、直前に最短で得点を上げる方法!

2020/12/05

共通テスト、直前に最短で得点を上げる方法!

堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。

大学受験生の皆さん、いよいよ共通テストまで1か月近くとなってきました。

特に国公立大学志望の方は教科数も多く、対応に追われているのではないでしょうか。

そこで今回のブログでは、今(12月7日)から共通テストで合計点をできるだけ上げる方法について紹介させていただきます。

あくまでも私の個人的な考えです。他の記事や動画も参考にして最後は自分で考えてください。少しでも参考になれば幸いです。

1. まず、共通テストで合計何点取ればいいかという必要点を決めましょう。志望校の合格者平均点や最低点を参考にして自分の状況と2次試験のことも考えて決めてください。誰でも点数は高ければ高いほどいいのですが、ここではこれぐらいは最低いるだろうという点数にしてください。

2. 必要合計点が決まればその点数を各教科に振り分けましょう。この時にも自分の状況と2次試験のことをしっかり考えて決めてください。共通テストで配分の高い教科、2次試験でも必要な教科はより勉強する必要があるので多く配分すればいいと思います。ただし、それ以外の教科や苦手教科でも足を引っ張りすぎると合計点を高くできません。また、高い点数をより高くするよりも、低い点数をましにする方が簡単なことも多いです。

3. ここからが実際の勉強ですが、私がおすすめするのは「ひたすら予想問題をやる」という方法です。これはあくまでもテスト1か月ぐらい前からできるだけ点を上げるための方法です。もっと時間があれば必要な知識や能力をしっかり身に付けてから過去問や予想問題をやるのが基本です。この方法の目的は、共通テストに慣れることです。また、予想問題とよく似た問題が出れば解けるようにすることです。

共通テストの予想問題集で私が一番いいと思うのは「2021年用共通テスト実践模試」(Z会)です。それで足りなければ河合塾、駿台、Z会の各「予想問題パック」があります。もっと必要ならばセンター過去問の赤本でいいでしょう。また、共通テスト用の模試もできるだけ受けてください。これらの教材を使って、各教科問題をやっていきましょう。数学で解説を読んでも全く理解できないなどどうしても必要がある時は参考書などを使って勉強をしてもいいですが、基本的には予想問題をどんどんやっていってください。ただし、それぞれの予想問題に関しては、間違った問題はしっかり見直し理解や暗記をしてください。また、出題のされ方を見て解き方を考えたり、解く順番や時間配分など本番での戦略を立てたりもしてください。

そして、途中で必要点に達した教科はいったん置いておきましょう。まだ必要点に達していない教科に時間と労力を費やしてください。ただし、必要点に達した教科でも、まだまだ点を上げられそうなら必要点の配分を変えることもできます。しかし、その場合は慎重に考えてやってください。

また、なかなか点の上がらない教科については、このままもっと予想問題をやるのか、いったん必要な基礎知識を勉強するのか、捨ててしまって他の教科をもっと伸ばすのか、など考える必要があります。これも残り日数を考えて慎重に決めてください。

全ての教科が必要点に達するか共通テスト本番が近づいたら(10日前、1週間前など)、そこからさらに合計点を上げるために、より上げたい教科をいくつか決めてさらに予想問題をしましょう。ただし、それ以外の教科も実力を本番まで維持しなければならないので少しは問題を解いていく必要があります。また、本番前(2日前など)には、全教科の総見直しをし、時間配分などの戦略もしっかり確認しておいてください。

4. この勉強方法の注意点

まず、この勉強方法を適用するためには最低限の基礎知識や能力が必要だということです。共通テスト予想問題をやった時に1割2割しか取れないとか解説を読んでも全くわからない問題が多いという教科は、基本から勉強した方がいいかもしれません。その場合は、最低限必要なことは何か、いつから予想問題に入るのかをよく考えてやってください。いずれにせよ本番前には予想問題演習が必要だと思います。

次に、すぐに必要点に達した教科はいいですが、基本的にはある程度以上の数の予想問題をやる必要があるということです。Z会の「実践模試」と共通テスト用模試で合計7回から8回は必要だと思います。苦手教科ならもっとかかるでしょう。前述したように、1回1回しっかりと見直しし同じような問題が出ればできるようにしつつもスピーディーにやっていくことも同時に必要となります。集中してやることと、どこまで勉強してから次の回に行けばいいのかを見極めることがポイントになるでしょう。

さらに、私は多くの方にこの勉強方法がいいと思っていますが、もちろんすべての方に適しているわけではありません。あくまでもやる時は自己責任でやって下さい。そして、途中でも自分に合わないと思えばやり方を考え直してください。

5. あとがき

今回は、「ひたすら予想問題をやる」という勉強方法を紹介しました。受験勉強にはインプット(基礎知識や基礎能力の習得)とアウトプット(問題演習)が必要ですが、今回の方法は、「アウトプットをやりながら無理やりインプットもある程度身に付ける」という方法です。最短で得点を上げる方法として紹介しましたが、けして楽な方法ではありません。相当な集中力と持続力が必要だと思います。

今回紹介した方法に限らず、これからの頑張りが本当に大事です。そしてまだまだ点を大きく上げることも可能だと思います。ぜひ頑張って下さい。