小学生の塾選び 塾の種類と特徴 算数 英語
2020/01/28
小学生の塾選び 塾の種類と特徴 算数 英語
堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。
小学生の習い事も時代とともに変化し、現在半数以上の小学生が塾に行っています。
皆さん、なるべくいい塾に、自分のお子さんに合った塾に通わせたいと思っているでしょうが、塾も本当にたくさんあるので、塾選びもたいへんだと思います。
ここでは、塾の種類や選び方について紹介させていただきたいと思います。今回は、中学受験をしない小学生についてです。算数と英語を中心に書かせていただきました。
私個人の意見です。参考にしていただければ幸いです。間違いがあればお許しください。
〈目次〉
1. 塾の種類について
(1)いわゆる算数塾 (2)英語専門塾 (3)集団塾 (4)1対3以上の個別指導塾
(5)1対2までの個別指導塾 (6)個人塾、家庭教師
2. 小学生の間に塾で学びたいこと
(1)算数 (2)英語
3. お子さんに合った塾の選び方
(1)楽しいと思えること (2)目的に合っていること (3)実際に行ってみる
4. まとめ
〈本文〉
1. 塾の種類について
ここでは塾を6つの種類に分け、特徴を紹介します。一般的な特徴ですので、個別的には異なる場合もあります。
(1)いわゆる算数塾
昔は算数の計算専門の塾でしたが、今は中学生の5教科まで範囲が広がっています。一人の教師が5人から10人ぐらいの生徒をみています。プリント学習で、一人ひとりが自分のレベルやスピードに合わせて勉強できるのがいいと思います。また、全問正解できるまで繰り返しやらせるのも素晴らしいところです。
しかし、問題を解いているところをしっかりとみてくれないので、答えが合っているだけでは、本当に正しい考え方で良い方法でできているのかわからないかもしれません。また、わからないことも教師の説明ではなく、プリントを使って自分で理解しなければなりません。
(2)英語専門塾
小さなお子様に遊びながら英語を学ばせるところ、英会話中心の教室、英語だけを教える学習塾といろいろですが、英語に興味を持ってもらうことと慣れてもらうことを目的にしています。素晴らしい目標だと思います。また、ネイティブの先生やバイリンガルの先生がいるところもあり、正しい発音を学べるのもいい点です。
しかし、文法を軽視する傾向があるのが心配です。
(3)集団塾
人数はいろいろだと思いますが、一人の先生が複数の生徒に対して黒板やホワイトボードを使って授業をしてくれる塾です。ベテランの教師も多く、素晴らしい授業も期待できます。
しかし、中学受験以外では成績でのクラス分けがないことが多いので、易しすぎたり難しすぎたりするかもしれません。また、授業自体も長く、宿題も多いので、モチベーションの高いお子さん向けかもしれません。
(4)1対3以上の個別指導塾
いわゆる巡回型個別指導塾です。3人から5人ぐらいまでの生徒がそれぞれ別々の勉強をしていて、それを一人の教師が見回って、詰まっているところや質問されたことを教えるというスタイルです。自分に合った勉強ができるし、個別指導塾の中では料金も安いことが多いです。
しかし、一人の教師が3人以上の生徒を同時に見るのには限界があります。特に、自分から質問をできない生徒は、ほとんど見てもらえないということもあるかと思います。
(5)1対2までの個別指導塾
依頼した内容に従って授業をしてくれます。学校で習っていないこともしっかりと教えてもらえます。また、問題を解いている間もちゃんと見てくれていて、正しい考え方や適切な方法を指導してもらえます。
しかし、他の塾と比べると料金は少し高いところが多いと思います。
(6)個人塾、家庭教師
ここでの個人塾とは、個人が経営している塾という意味ではありません。一人の先生がご自宅などで生徒を集めて教えておられる塾のことです。こういった先生の中には、本当に素晴らしい方がいらっしゃいます。
しかし、家庭教師も含めて、当たりハズレが大きいかと思います。
2. 小学生の間に塾で学びたいこと
小学生の間にぜひ学んでおきたいと思うことを算数と英語について紹介します。
(1)算数
多くの塾では、小学生の算数の授業の目標を、速く正確に計算をできるようにすることに置いています。
たしかに、それも大事なことなのですが、もう一つ大切なことがあると思います。実は、高校生までの大半の数学的概念は小学校の算数で習います。足算や引算から始まり、分数や小数、割合や速さなどです。そういった数学的な考え方を正しく深く理解することが非常に大切です。中学生、高校生となるにしたがって処理能力は自然とついていきます。しかし、小学生の間に、必要な数学の考え方が身についていないと、中学、高校の難しい数学が理解できない可能性があります。
(2)英語
たしかに小学生の間の英語教育の最大の目的は、英語に興味を持ってもらうことと英語に慣れてもらうことです。
しかし、私はあえて小学生にも英語の文法を学んでほしいと思っています。文法の理解なしに英語を習得することはまず不可能です。最初はいろんな物を英語で言えたり、丸覚えした英文で話したりして楽しいかもしれませんが、それにはすぐ飽きてしまいます。そして、英語は覚えるだけで理解できないと思い嫌いになってしまうかもしれません。また、自分でも文法を軽視する癖がついてしまうと、中学、高校と内容が難しくなっていくと理解できなくなることがあります。
3. お子さんに合った塾の選び方
ここでは塾の選び方について3つのことを紹介します。
(1)楽しいと思えること
まずは、塾がお子さんの性格に合っているかどうかです。先生と1対1でも大丈夫というお子さんもいれば、友達と一緒でないと嫌というお子さんもいるでしょう。食わず嫌いの可能性もあるので、一度入れてみるというのもいいと思いますが、本当に嫌がっているようなら変えてもらう方がいいと思います。
(2)目的に合っていること
とにかく学校の勉強をわかるようにしたいと思っている方もいれば、中学生以降のことを考えて塾に行かせる方もいると思います。個別指導塾などいろんな目的に対応できる塾もありますが、集団塾などあらかじめ勉強内容が決められた塾では、その塾で自分の目的が達成できるかを考える必要があります。
(3)実際に行ってみる
塾の広告や塾の総合サイトだけで塾を選ぶのはおすすめできません。そこに載っていることだけでは、情報が少なすぎるからです。資料請求したとしても、紙の資料だけでは一般的なことしかわかりません。塾の教室独自のホームページがある場合はぜひ見ていただきたいと思います。
また、ほとんどの塾では、無料で見学や面談や体験授業ができます。実際に塾に行って先生と話し、詳しい説明を聞くのが一番です。気になることはどんどん質問してください。
4. まとめ
いろんなシステムの塾があり、それぞれに長所や短所があります。自分の固定観念や口コミなどに頼りすぎず、まずはインターネットなどで調べてみてください。教室独自のホームページがある場合はぜひ見てください。
自分の考える目的とお子さんの性格に合いそうな塾があれば実際に行ってみてください。表面上のシステムや料金だけでなく、授業の内容や先生の教育方針なども理解したうえで塾を決めるべきだと思います。