中学生の塾選び 塾の種類と特徴 塾を選ぶポイント 定期テスト対策 高校受験対策

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中学生の塾選び 塾の種類と特徴 塾を選ぶポイント 定期テスト対策 高校受験対策

2020/02/03

中学生の塾選び 塾の種類と特徴 塾を選ぶポイント 定期テスト対策 高校受験対策

堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。

中学生向けの塾はたくさんあるので、選ぶのは本当に大変でしょう。

まず、塾に行く目的や自分のお子さんに合っているかどうかで塾の種類を決めましょう。ここでは簡単に、塾の種類ごとの特徴とどういう人に向いているのかを紹介させていただきます。

次に、塾の種類が決まっても同じような塾がたくさんあるので、そこから実際に行く塾を決めなければなりません。ここでは、選ぶ際に考えていただきたいポイントを紹介させていただきます。

あくまでも私個人の意見です。間違いがあればお許しください。

〈目次〉

1. 集団塾について

(1)集団塾の特徴 (2)どういう人に向いているか (3)集団塾を選ぶポイント

2. 個別指導塾について

(1)個別指導塾の特徴 (2)どういう人に向いているか 

(3)個別指導塾を選ぶポイント(a)システム面(b)マニュアルのないこと

3. その他の塾について

(1)いわゆる算数塾 (2)英語専門塾 (3)通信教育

4. まとめ

〈本文〉

1. 集団塾について

1人の教師が複数の生徒に対して、黒板やホワイトボードを使って授業を行うタイプの塾です。

(1)集団塾の特徴

5教科の指導が基本で、授業は長時間です。通常、大量の宿題が出されます。難関校合格を目標にしており、受験対策に力を入れています。入塾時にテストがあり、成績別でクラスが分かれます。

(2)どういう人に向いているか

ズバリ難関校、特に公立で言えば天王寺高校や三国ヶ丘高校など最難関校を目指している人向けです。特に大手の集団塾は難関校への合格人数を売りにしているので、優秀な生徒のクラスほど優秀な教師が担当するなど、成績上位者を優遇しています。

過去の範囲や学校の授業に理解できないところがある人は、あまり向いていないかもしれません。学校の授業でわからなかったことを塾でもう一度同じように授業されてもわかるようになるとは限らないからです。

また、スポーツや音楽のクラブ活動で忙しい人も向いていないと思います。長時間の授業がある上に、大量の宿題をやらなければなりません。また、塾を休んでしまうと、塾の授業がわからなくなってしまいます。

さらに、入塾は1年生の最初がよく、途中からだと難しいかもしれません。

(3)集団塾を選ぶポイント

最難関校を目指している場合は合格者数を目安にするのもいいですが、そうでない場合は、塾生の何割ぐらいの人が塾に満足しているのかや自分の志望していた高校に行けたのかが重要です。

また、教科ごとにクラス分けしている塾がおすすめです。全体の成績でしかクラス分けしていない場合は、得意な教科は簡単すぎ、苦手な教科は難しすぎるということになりかねません。

2. 個別指導塾について

(1)個別指導塾の特徴

一人ひとり別々の勉強を教えてもらえるのが個別指導塾です。極端に言えば、1人の教師が10人の生徒を同時に見ていても、生徒同士が別々の内容を勉強していれば個別指導となります。現在多くの塾が個別指導塾を名乗っていますが、そのシステムや授業内容は様々です。それについては(3)でも説明します。

どんな教科でも習えますが、ほとんどの人は普段は英語や数学の授業を取っています。

普段は定期テスト対策ですが、入試前には入試対策もしっかりできます。

(2)どういう人に向いているか

自分の都合のいい曜日や時間で週1回から勉強できるので、クラブ活動との両立もしやすいでしょう。

一人ひとりのレベルや状況に合わせた授業なので、だれでもいつからでも始めることができます。

特に私立中学生は、集団塾で学校以外の勉強をするより、個別指導塾で学校の授業をサポートしてもらうのがいいと思います。

(3)個別指導塾を選ぶポイント

いろんな個別指導塾がある中で、どういうシステムの塾やどういう教室を選べばいいのかについて、特に私が大切だと思うことを紹介させていただきます。

(a)システム面

1対2までの教師担任制の塾をおすすめします。

まず、1人の教師が同時に3人以上の生徒をしっかり指導するのは無理です。わかりにくいところをわかるまで教えるのが本来の個別指導塾です。また、生徒に問題を解いてもらうにしても、正しく理解しいい方法で解けているかまで見るのが本来の個別指導塾です。しかし、1対3以上の授業ではそんなことをするのは難しいでしょう。間違った問題を解説するだけでは、個別指導塾の意味がないと思います。

また、個別指導に欠かせないのが生徒と教師の信頼関係です。教師が生徒のことをよく知り理解していること、生徒が教師に気兼ねすることなくわからないことをわからないと言い質問できることが大切です。

ちなみに、1対2でも友達同士などで同じ内容を同時に勉強するようなシステムはおすすめできません。自分に必要な所だけを自分のペースで勉強できるという個別指導塾の利点がなくなってしまうからです。

(b)マニュアルのないこと

個別指導塾の中には、中学何年生の何月何週目ならここの範囲をこう教えるというようなマニュアルがある塾があります。特に大手の塾に多いのではないでしょうか。それを売りにしている塾もあります。

しかし、本来はマニュアルがなく、一人ひとりが状況に合わせて全く違う勉強ができるのが、個別指導塾のいいところではないでしょうか。

塾がマニュアル化したがる1つの理由は、教師の力不足にあります。教師が状況を自分で判断し、的確な対応を取れないのでマニュアルが必要なのです。そして、もう1つの理由は、言い訳です。塾ではちゃんとみんなと同じように全範囲を教えたが、本人の責任でできるようにならなかったと言いたいのです。

私は、次の定期テストで1点でも多くとれるようにするのが塾の使命だと思っています。そのため、過去範囲の理解が必要だと思えばどこまでもさかのぼって教えますし、わかってないのに先に進むようなことはしません。逆に、よくできる場合はどんどん先に進んでいくこともあります。つまり、私にはマニュアルがないのです。

個別指導塾の教師のほとんどが大学生によるアルバイトです。まずは、教師の学歴をたずねてください。もちろん、学歴だけで判断はできませんが、優秀な大学の方には、比較的まじめで仕事もよくできる方が多いように思います。

次に、教室長の教育方針や考え方を確認しましょう。大手の同じ系列の個別指導塾でも教室長次第で実態は大きく異なることがあります。

3. その他の塾について

(1)いわゆる算数塾

小学生の計算練習から始まった塾です。今は中学生も数学、英語、国語を学習できます。プリントを使って自分で演習をします。内容は個人別なので、自分次第で学校の復習だけでなく先取り学習も可能です。プリントを出してくれる先生はいますが、勉強内容を教えてくれる教師はいません。

自学自習なので、自分だけでまじめに勉強できる人向けです。さぼろうと思えばさぼりやすいかもしれません。また、わからないことを直接教えてもらえないので、苦手なことや難しいことを理解するのには時間がかかると思います。

(2)英語専門塾

英語だけを教えてくれる塾です。英会話教室のような所から英語だけの学習塾というような所までいろんな所があるので、よく調べて目的に合った塾を選んでください。

全体の傾向としては、文法を軽視することと受験対策に弱いことが気になります。また、基本的に英語のことしか考えていません。英語専門塾に行く場合は、数学を個別指導塾で習ったり、受験対策だけは英語も個別指導塾でしてもらう必要があるかもしれません。

(3)通信教育

プリントやコンピューターを使ってご自宅で自分で勉強します。一見手軽なように思うかもしれませんが、すべての塾の中で最も高い「やる気」が必要です。中学生ではなかなか難しいのではないでしょうか。

利用する場合は、わからない所をすぐに質問できるか、さかのぼって勉強できるか、進んで勉強できるかなどをチェックしてください。

4. まとめ

いろんな種類の塾があり、同じ種類の塾でもそのシステムはさまざまです。また、同じチェーン店の塾でも教室ごとにかなり実態は異なっています。たしかに、「子供のやる気しだい」なのですが、なるべくお子さんに合った塾、いい塾を見つけてほしいと思います。また、楽しいことと楽なこととは異なります。少なくとも中学生までは、親御様がお子様を適切に導いていただければと思います。

トライプラス大野芝校 教室長 山中綱樹