高校生 状況・目的に合わせた塾選び 定期テスト対策 大学受験対策 難関大学合格 クラブやアルバイトとの両立
2020/02/10
高校生 状況・目的に合わせた塾選び 定期テスト対策 大学入試対策 難関大学合格 クラブやアルバイトとの両立
堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。
中学校までは義務教育ですが、高校からはそうではありません。高校でどれだけ勉強するかや大学に行くかどうかは個人の選択です。まず自分がどうしたいのかをはっきりさせる必要があります。そのうえで、自分の目的に合わせて塾をうまく利用するようにしましょう。
ここでは、高校生の状況や目的に合わせた塾選び、塾利用について紹介させていただきます。
個人的な意見ですが、参考にしていただければ幸いです。
〈目次〉
1. 高校でやりたいことや進路をはっきりさせましょう
(1)高校でやりたいことをはっきりさせる (2)進路をはっきりさせる
2. 塾の利用目的をはっきりさせましょう
(1)学校の勉強と学校以外の勉強、どちらを重視すべきか (2)学校のサポートのための塾
(3)学校以外の勉強をするための塾
3. 進路ごとの塾選びと利用について
(1)クラブやアルバイトを頑張りたいが、勉強も心配な方の場合
(2)クラブやアルバイトも頑張りたいし、いい大学にも行きたい方の場合
(3)難関大学を目指す方の場合 (a)集団塾 (b)個別指導塾
4. 個別指導塾を選ぶポイントのまとめ
5. まとめ
〈本文〉
1. 高校でやりたいことや進路をはっきりさせましょう
(1)高校でやりたいことをはっきりさせる
高校でやりたいことは人それぞれです。とにかくクラブを頑張りたい、自分で使えるお金や社会勉強のためにアルバイトをしたい、将来のために大学入試を目指して勉強に集中したい、すべて個人の選択です。
そして、自分でしっかり考えて選択し、自分の考え通りにやっていけるなら、どれも素晴らしいことだと思います。
問題は、なんとなく人に誘われてクラブに入ったとか、特に熱中することなく過ごしてしまったというふうに後悔してしまうことです。
これを読んでくれている方には、これから高校生になられる方から2年生3年生の方までいらっしゃると思いますが、まずは、これから高校でしたいことを考えてください。また、やりたいことが複数ある場合は重要度や優先順位も考えてください。
(2)進路をはっきりさせる
まずは、高校を卒業してすぐ就職するのか、専門学校に行くのか、大学に行くのかという自分の進路希望を決めましょう。自分の将来の夢やなりたい職業を具体的に決めるのは、早い時期にはなかなか難しいかもしれませんが、自分はどういうふうになりたいのか、自分は何ができるのか、自分には何があっているのかを考えてみましょう。もちろん変わることもあるので、今の気持ちでいいと思います。
そして、大学を目指す場合は、文系か理系か、国公立大学か私立大学か、また指定校推薦や内部進学を目指すのかも決めましょう。
1年生の終わりに文系理系、2年生の終わりに国公立私立を決める方が多くいます。また、受験の時期になって初めて指定校推薦を考える方もいます。しかし、これらはできるだけ早く決めるのがいいでしょう。
なぜなら、それによって勉強の仕方が大きく違ってくるからです。
例えば、指定校推薦を目指す場合は、とにかく学校の成績が大切なので、すべての教科の定期テスト対策が最優先となります。それとは逆に、例えば私立文型の指定校推薦以外の入試では、受験教科が英語と国語と社会の場合が多いので、数学や理科は力を抜いてもいいかもしれません。
たいへんな大学入試を勝ち抜くには、早い時期から目標をはっきりさせて、できるだけ効率良く勉強していく必要があります。
2. 塾の利用目的をはっきりさせましょう
(1)学校の勉強と学校以外の勉強、どちらを重視すべきか
私の考えでは、学校の勉強が全ての勉強の基盤で最も重要です。学校の勉強がしっかりできていないのに塾で別の勉強を習うのはとても効率が悪いと思います。まずは、受験教科だけでもいいので、学校で優秀な成績を取ることを目指して頑張ってほしいと思います。そしてそのために塾を利用してください。
しかし、これが当てはまらないこともあります。自分に必要な勉強と学校の授業の勉強が大きく違っている場合です。例えば、自分の通っている高校からはほとんど進学していないような難関大学を目指す場合がそうです。また、商業系や工業系の高校から私立文型で大学を目指すといった場合もそうです。そういった場合は、残念ながら学校の勉強を頑張ってやるだけでは志望校に合格することはできないので、塾を利用して学校以外の勉強を頑張る必要があります。
さらに、学校の授業がわかりにくかったり合わないと思う時や、学校ではやってくれないことを勉強したいときも塾を利用してほしいと思います。
(2)学校のサポートのための塾
学校のサポート、特に定期テスト対策には個別指導塾が適していると思います。学校によって、また同じ学校でもコースによって学習する順番やスピードや難易度が異なるからです。〇〇高校生コースというふうなクラス分けのある集団塾もありますが、やはり一人ひとりに対応してくれる個別指導塾の方がいいでしょう。また、学校の授業でよくわかったところやわかりにくかったところも人それぞれなので、個別指導塾の方が効率よく勉強できると思います。
個別指導塾で、学校の授業だけではわかりにくかったところを理解できるまで説明してもらったり、できなかった問題の解き方を正しく教えてもらったりしましょう。
(3)学校以外の勉強をするための塾
集団塾、高校生対象の予備校、個別指導塾などさまざまな塾を利用することができます。
集団塾や予備校の場合は、塾で習った内容をしっかりと自分で復習することが大切です。
個別指導塾の場合は、教えてもらって復習という形でもいいですし、まず自分で勉強してわからなかったところを塾で教えてもらうという形でも勉強できます。
また、集団塾や予備校の場合は、どれだけ自分の実力や目的に合った塾を選べるかが重要です。
いっぽう個別指導塾の場合は、しっかりと生徒の実力や目的を考え、適切な内容を適切な時に適切に指導してくれる塾を探す必要があります。入会面談の時に、教室長が勉強方法やテキストの知識を持っているかを確認しましょう。
3. 進路ごとの塾選びと利用について
(1)クラブやアルバイトを頑張りたいが、勉強も心配な方の場合
特別目指す大学のない方や、勉強以外にもっとしたいことがある方の場合です。学校の苦手な教科で欠点を取らないことや、無事進級していくことが目標になるでしょう。
集団塾は、比較的長い授業を決められた曜日や時間に受けないといけないので向いていないと思います。
1年生からは塾に行きたくないと思うかもしれませんが、クラブやアルバイトを心置きなくするためにも、週1回でも1年生から個別指導塾に行くことをお勧めします。
教科は1,2年生では数学がいいでしょう。一番理解するのが難しい教科だし、自分だけで勉強するのと教えてもらうのとで一番差が出る教科でもあるからです。私立文型コースで数学がいらなくなれば、英語に変えればいいと思います。大学に進学しようとした際に、英語が一番役に立つからです。
また、融通の利く個別指導塾で教師にその能力があれば、週1回の授業でもすべての教科のわからないところを教えてもらうことができるでしょう。
(2)クラブやアルバイトも頑張りたいし、いい大学にも行きたい方の場合
多くの方がこちらに当てはまるのではないでしょうか。将来いい大学には行きたいが、勉強以外にも高校生の時に継続してやっていきたいことがある方の場合です。
こういった方に、特に必要なものを紹介させていただきます。
1つ目は、計画性です。クラブ活動を目一杯やって、アルバイトに行き、稼いだお金で遊びに行くというのでは、勉強する時間がありません。1年生から最低限の勉強時間は確保するようにしてください。3年生から受験勉強をするにしても1,2年生の勉強内容が全く理解できていないようでは間に合わないでしょう。また、できるだけ3年生から、遅くても3年生の夏休みからは受験勉強に専念しましょう。クラブやアルバイトを続けながら大学を受験するのは非常に難しいと思います。そして、大切なのは計画を立てることです。まずは、塾の先生にも相談して全体的な受験の学習計画を立てましょう。また、定期テスト対策や日々の勉強についても常に計画を立てて臨むようにしてください。それが、少ない時間と労力で最大限の効果を上げる最大の、そして唯一の方法だと思います。
2つ目は、集中力です。学校の授業、塾の授業をとことん集中して受けましょう。後で理解する、覚える、できるようにするのではなくて、その場でやってやろうという気持ちで臨んでください。また、自学習でも常にテストを取り入れたスタイルで集中して勉強してほしいと思います。
そして3つ目は、効率よく勉強することです。これは、1つ目、2つ目とも関連していますが、常に目的意識をもって勉強するということでもあります。国公立大学を目指す人は、受験教科が多いので、学校の勉強を中心するのがいいでしょう。まずは定期テストで上位を取れるように塾を利用しましょう。いっぽう私立大学を目指す人は、早い時期から受験教科に絞り込んで、塾をうまく利用して勉強していく方がいいかもしれません。
私の意見では、こういった方の場合も個別指導塾がいいと思います。比較的自由な時間に自分のやりたい勉強だけを勉強できるからです。1,2年生の間は、週1回でも仕方ないですが、できれば週2回がおすすめです。教科は、ほとんどの受験で最も役に立つ英語を最優先しましょう。2教科目は、国公立大学志望の方、理系の方は数学です。私立文型でも数学が苦手で欠点が心配な方は、1,2年生の間は数学でいいでしょう。本格的に受験勉強を始めるようになれば、理系なら理科かもう1コマ数学、文系なら国語かもう1コマ英語を追加するのがいいと思います。
ただし、個別指導塾を選ぶときには注意が必要です。定期テスト対策だけでなく受験にも強い塾を選んでください。
(3)難関大学を目指す方の場合
クラブやアルバイトをするにしても、勉強を第一にして難関大学を目指す方の場合です。
(a)集団塾
これから高校生になる方なら集団塾もいいと思います。まず、東大京大や国公立医学部志望の方は専門の大手集団塾や予備校がいいと思います。なぜなら、同じ志望の生徒が多くいるし、専門に研究された内容を指導してもらえるからです。また、通っている高校以上のレベルの大学を目指している方や、志望している大学の受験教科が高校では教えてもらえないというような方もいいと思います。高校とは別で、塾で一からしっかりと教えてもらえばいいでしょう。ただし、入塾テストに受からなかったり、授業についていけない可能性はあります。
いっぽう3年生になってからなど受験対策だけを期待して行くのはあまりおすすめしません。たしかに、受験に出やすいところや受験のコツは教えてもらえるかもしれませんが、自分の出来不出来や得意苦手を無視した授業は効率が良くないからです。
1年間といってもみっちり通う浪人生の予備校と、高校生対象の予備校とは全く別のものと考えてください。集団塾や予備校は、1年生からずっと順調にやれて初めてそこでの受験勉強も効果があるのだと思います。
(b)個別指導塾
個別指導塾から難関大学を目指すこともできます。特に、進学私立高校やレベルの高い公立高校に通っている方にはおすすめです。1,2年生の間はとにかく学校の勉強に専念し、学校の勉強の補助として塾を利用しましょう。受験期に入ってからは、学校の受験演習の補助、自分の苦手克服、学校ではやってくれない内容の補填として塾を利用してください。せっかくいい高校に行っているのですから、高校の授業を中心とした勉強が最も効率がいいと思います。
また、高校とは別の勉強をしたいという方にも個別指導塾は向いています。まず自分で学習し、わからなかったところやポイントを塾で教えてもらうなど、自学習と塾の授業をうまく組み合わせればとても効率よく勉強することができるでしょう。
1,2年生は英語と数学の週2回がおすすめです。受験期には状況に合わせて授業を増やしてください。
ただし、すべての個別指導塾が難関大学受験に対応できるわけではありません。特に国公立大学や関関同立などを志望する方は注意してください。塾選びの際には、教師が高学歴かどうか、塾に合格実績があるか、教室長に勉強方法についての豊富な知識があり適切な学習計画を立てることができるかなどを確かめましょう。
また、個別指導塾といっても1対3以上のところはあまりよくないと思います。1対3以上でしっかりとした指導をするのは難しいと思うからです。1対1の必要はないと思いますが、1対2の場合は無理な組み合わせをしていないかを確認するのがいいでしょう。
4. 個別指導塾を選ぶポイントのまとめ
多くの状況や目的で利用していただける個別指導塾ですが、選ぶのには注意が必要です。ここでは、ポイントをもう一度まとめて紹介させていただきます。特に大学を目指す方は、うわべの料金やシステムだけでなく、詳しい内容を実際の入会面談で確認してほしいと思います。
1対2までで毎回同じ教師から授業を受けられること。1対2の場合は、無理な組み合わせをしていないこと。一人ひとり状況に合わせて学習計画を立ててもらえること。教師の学歴が高いこと。教室長に勉強方法に対する豊富な知識があること。合格実績があること。マニュアル通りではなく、本当に一人ひとりに合った授業をしていること。自学習も含めたサポートをしてもらえること。
5. まとめ
塾を探す前に、高校でやりたいことや進路をはっきりさせましょう。また、簡単にでもいいので自分で勉強方法について考えて、塾を利用する目的をはっきりさせてください。塾の利用目的や利用方法が決まれば、行きたい塾の種類を決めましょう。そして、実際に行く教室を慎重に選びましょう。一口に集団塾や個別指導塾と言っても、実際にはいろんなシステムのところがあります。また、同じチェーンの塾でも教室ごとにその実態は大きく異なることがあります。入会面談を通して詳しい内容を確認するようにしましょう。