学習計画を立てましょう! 高校生 中学生 受験対策 定期テスト対策
2020/02/17
学習計画を立てましょう! 高校生 中学生 受験対策 定期テスト対策
堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。
なんでも目標があって、それに向かって努力していく時には計画を立てるのがいいでしょう。勉強に関しても計画を立てる必要があります。大きな計画は学校や塾で立ててくれる場合もありますが、日々の自学習などすべての学習計画を立ててくれるわけではありません。ここでは、自分で学習計画を立てる時に役立ちそうなことを紹介させていただきたいと思います。
〈目次〉
1. なぜ学習計画が大切かー3つの理由
2. 学習計画を立てるための準備
(1)目標をはっきりさせる (2)状況を知る (3)勉強方法の知識
3. 学習計画の種類
(1)受験のための学習計画 (2)入試以外のテストのための学習計画
4. 学習計画の立て方
5. 注意点について (1)無理のないように立てる (2)とらわれすぎない (3)臨機応変に変えていく
6. まとめ
〈本文〉
1. なぜ学習計画が大切かー3つの理由
ここでは、学習計画を立てる理由を3つ紹介させていただきます。
1つ目の理由は、後悔しないため、最悪の状況を防ぐため、効率よく勉強するためです。
例えば学校の定期テストでも、直前になってある教科の勉強を全くしていないことに気づいたりしたことはないでしょうか。また受験勉強でも、模試の結果が出るたびに計画性なしにころころと勉強する教科を変えたりしていないでしょうか。学習計画を立てれば、このような失敗を減らすことができます。
また、同じ時間や労力でも、勉強する方法や順番や時間配分を正しくすると、より効率よく効果のある勉強をすることができます。
2つ目の理由は、安心するためです。
遊んでいても勉強のことが心配で思いっきり楽しめなかったり、勉強していても自分が本当に適切な勉強ができているのか不安になってしまうということはないでしょうか。学習計画を立てれば、とりあえずはそういったことは減らすことができます。遊ぶ時でも勉強する時でも、そのことに集中して充実した時間を過ごしてほしいと思います。
3つ目の理由は、計画を立てる練習になるということです。
計画を立てるスキルは、勉強以外でも一生役に立つでしょう。ある程度時間がかかることを自分が中心になってやっていこうとすれば、必ず計画を立てることが必要になってくるでしょう。学習計画を通して、ぜひ計画を立てるスキルを磨いてほしいと思います。
2. 学習計画を立てるための準備
学習計画の立て方は4で紹介しますが、ここでは学習計画を立てる前にはっきりさせておきたいことや、調べてほしいことを紹介します。準備とも言えますし、学習計画を立てる第1ステップとも言えるでしょう。
(1)目標をはっきりさせる
当たり前のことかもしれませんが、学習計画を立てる時には、まずその目標をはっきりさせる必要があります。
例えば定期テストでも、「英語で80点以上を取る」という目標と、「ほかの教科は70点以上を取り、かつ英語は80点以上を取る」という目標は違う目標になります。
また大学受験でも、「○○大学に合格する」と「○○大学レベルの大学に合格する」は全く違う目標です。
まず目標を正確に決めて、それにあった学習計画を考えていくようにしてください。
(2)状況を知る
例えば定期テストのテスト範囲が全然わからなければ、定期テストの学習計画は非常に立てにくいと思います。また、テストの難易度や自分の実力がわからなければ、どれぐらい勉強すればいいのかさえわからないでしょう。
例えば大学入試なら、志望校の候補が決まればまずインターネットで偏差値や受験制度について調べましょう。そして、できれば過去問もやってみましょう。数学はすごく難しいとか、国語は今の自分でも結構できるとか、英語は英単語をもっと覚えないと手が出ないとかわかると思います。
目標を達成するにはどんな勉強が必要か、またそれぞれどれぐらいの努力がいりそうかなど、状況を知れば知るほどいい計画を立てることができるでしょう。
(3)勉強方法の知識
学習計画を立てるには、勉強方法の知識も必要です。
例えば、ある教科の成績を上げたいと思っても、まず自分がどんな能力がどれぐらい足りていないのかを考えなくてはいけません。そして、それらを総合的に上げていくためには、どういう順番で何をどんなふうに勉強すればいいのかを考える必要があります。さらに、どんなテキストをどのようなやり方でやっていけばいいのか、それにはどれぐらいの時間がかかるのか、1冊のテキストを繰り返しやるのと複数のテキストをやるのとどちらがいいのかなども考えなくてはなりません。
勉強方法の知識は、GoogleやYouTubeで得ることができます。何人かの意見から、自分が納得できるもの、いいなと思うものを選び参考にしてください。また、学校や塾の先生にたずねるのもいいと思います。成績のいい友達や先輩に聞くこともできるでしょう。
3. 学習計画の種類
ここでは学習計画の種類を大きく2つに分けさせてもらいました。
(1)受験のための学習計画
多くの方の勉強の最終目標は、志望校合格ではないでしょうか。
いつ計画を立てるかによりますが、1年生の初めからであれば3年間の計画になります。期間が長いほど、計画は価値が高いのですが、立てるのは難しくなります。全体の計画を作る時には、学校や塾の先生にも相談していただくのがいいと思いますが、自分でも作れるようにしておくことが大切だと思います。
まず計画を立てる上で重要なことは、学校の勉強と学校以外の勉強のバランスをどうするかです。
自分の目標と学校の勉強がかみ合っているほど学校中心の受験勉強となり、かみ合っていないほど塾や自学習中心の受験勉強となるからです。
学校の勉強を中心にして入試に臨む場合は、学校の授業が新しい範囲をやっている間は、定期テスト対策が勉強の中心となります。ただし、英語の単語を学校でやる以上に覚えるとか、夏休みを利用して得意教科や単元を作るとか、その間にもできることがあるでしょう。
通っている高校からはあまり合格していないようなレベルの大学を目指す場合など、学校の勉強があまり自分と合っていない場合は、定期テスト前以外は学校以外の勉強を中心に勉強する計画を立てましょう。
計画の立て方は4で説明しますが、ここでは受験計画を立てる手順を説明しておきます。
まず全体の計画を立てます。すべてを細かいところまで考えるのは難しいので、数か月単位で大きくどんな勉強をするのかを決めましょう。その際、学校の長期休みや定期テストなどの長期のイベントも計算に入れて計画を立てるようにしてください。
次に最初の数か月分だけでいいので、勉強内容をもっと細かいところまで考えて、それぞれの勉強内容のやる順番と期間を決めましょう。
そこまでできれば、最初の期間だけでいいので、曜日ごとのタイムスケジュールを作って下さい。
つまり、大きな計画から2段階や3段階で小さい計画までもっていっていただくということです。この手順を守っていただくことで、大きな失敗や後悔を減らすことができるのです。
(2)入試以外のテストのための学習計画
主に定期テスト対策です。英検や模試もここに入ります。
英検や模試は、受験計画に組み入れるのがいいと思います。受験計画を立てているのなら、模試のまだ勉強していない所の成績は気にする必要はありません。逆に自分で勉強したところができていない時は、勉強方法を見直す必要があるでしょう。
定期テスト対策は、日頃の勉強とテスト前の勉強を考えないといけません。また、学校を中心として勉強しているのか、学校以外の勉強を中心に勉強しているのかで、計画の立て方も違ってきます。日頃から定期テスト対策をしていくのか、日頃の勉強は授業の予復習や宿題だけにするのかによって、テスト前の計画が変わってくるでしょう。
中学生の定期テスト対策については、別のブログでも紹介しているので、よろしければ参考にしてください。
4. 学習計画の立て方
いよいよここでは学習計画の立て方について紹介します。最も重要かつ立てるのが難しい受験の学習計画を想定して説明していますが、他の学習計画にも当てはめていただければと思います。
まず、いつからいつまでの間に何に向けて勉強していくのかをはっきりさせましょう。
次に、必要な勉強内容を全て考えていってください。教科だけでなく、ある程度具体的な内容まで考えてください。例えば英語なら、文法はざっくりとでいいのでもう一度全体を勉強する必要があるなあとか、長文を読むスピードが遅いので速く読めるようにしないといけないなあとかです。後から削除することもできるので、思いついたものをどんどん書いていきましょう。
次に、各勉強内容について、どういうふうに勉強していけばいいかを考えてください。自分だけで勉強するのか塾を利用するのか、どんなテキストを使ってどういうやり方で勉強するのかなどです。
この時に、勉強内容の優先順位やそれぞれどれぐらい時間がかかりそうか、どの順番でやるのがいいのかなども考えてください。
次に、決めた勉強内容をスケジュールに当てはめていきます。ちょっとずつ長期間かけてやりたい勉強もあれば、短期間で集中してやりたい勉強もあるでしょう。また、受験の学習計画の場合だと、学校の休み期間はより多くの内容を勉強できると思いますし、定期テストの前は自分の勉強はできないでしょう。さらに、すべての勉強内容をやるのが時間的に無理な場合は、優先順位の低い内容を削除したり勉強の仕方を全体的に見直したりする必要もあるでしょう。
また、3の(1)でも書きましたが、長期間の計画の場合は、全体の計画が立てられれば、最初の期間のより詳しい計画を立てましょう。
そして、最終的には一日単位の計画まで立てられれば完成です。
5. 注意点について
学習計画を立てる時や運用する時に注意してほしいことについて3つ紹介させていただきます。
(1)無理のないように立てる
例えば、今まで1日1時間も学校以外で勉強していなかった人が、急に毎日4時間勉強するといってもなかなか難しいでしょう。また、いくら受験生だからといって余暇なく勉強ばかりするのは難しいと思います。
そういった無理な計画を立ててしまって実行できない日が続くと、計画がダメになるだけでなく、勉強自体が嫌になってしまうこともあるので気を付けてください。
計画を立てる時は少し余裕なようにして、○○ページ以上とか、最低○○分とかいうふうに最低限で決めるのがいいと思います。
(2)とらわれすぎない
理由なく計画をまもらないというのも問題ですが、とらわれすぎるのもよくありません。
例えば、何かの事情で計画通り勉強できない日があったのなら、何日かに分けてでもどこかでその分をやればいいのです。特に受験勉強のような長期間の勉強の場合、計画を厳密にまもろうとして途中で挫折してしまうよりも、ざっくりまもりながらでも最後まで頑張った方がいいのです。
また、次に書くように、もともと計画は臨機応変に変えていくものです。
(3)臨機応変に変えていく
目標が大きく変わった時には計画は立て直さないといけませんが、そうでなくても何か状況が変わった時には計画を変えていきましょう。
もっと言えば、長期の計画は時々見直して修正する方がいいと思います。
勉強していると、計画通りになかなかできなかったり、やらないといけない勉強内容を新しく発見したりすることもあると思います。そういったときは、計画を見直して修正してください。
6. まとめ
学習計画を立てる目的は、大きく失敗して後悔しないため、平安で充実した生活をするためです。無理のないように計画を立て、計画にとらわれすぎないようにしましょう。
いい学習計画とは、目標と合っていて、現実味があり、続けていける学習計画です。目標を達成するためには何が必要かを考え、勉強の仕方を考え、それぞれの勉強をいつやるか決めていきましょう。
自分で計画を立て、努力し、目標を達成することができれば、大きな喜びを得ることができるでしょう。また、たとえ目標が達成できなかったとしても大きな後悔をしないと思います。
計画を立てるスキルは将来いろんな場面で役に立つと思います。ぜひ学習計画を立てることを通してスキルを磨いてほしと思います。