大学受験 何を目指して勉強すればいいのか 高校生 勉強方法
2020/03/18
大学受験 何を目指して勉強すればいいのか 高校生 勉強方法
堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。
高校生の皆さんが大学受験の勉強をする時に、できるだけ早い時期に志望校を決め、計画的に勉強をしてほしいということを以前のブログで書かせていただきました。まだご覧になっていなければ、ぜひそちらもご覧ください。
今回は、高校生の皆さんが勉強をしていく時に何を目指して勉強していけばいいのか、自分の勉強の状況を判断し志望校に向け勉強していく時に指針となるものは何かについてお話させていただければと思います。
〈目次〉
1. 勉強の指針
(1)高校の合格実績 (2)模試の判定 (3)過去問の点数
2. 学年ごとの勉強と指針
(1)高校1年生 (2)高校2年生 (3)高校3年生
3. まとめ
〈本文〉
1. 勉強の指針
志望校合格という最終目標を考えた上で自分の勉強の指針となるものとは何でしょうか。
ここでは、私が考える3つの指針について紹介させていただきます。
(1)高校の合格実績
1つ目の指針は、高校の合格実績です。つまり、自分の志望校に合格するためには、自分の通っている高校で上位何番目ぐらいまでに入っていなければいけないかということです。
高校の合格実績を見ていただいて、偏差値の高い大学から自分の志望校までの合格者を足していただくと、自分の高校で何人の人が自分の志望校にいける実力があったかがわかります。もちろん、学校の成績だけでは全てを判断できませんが、一応の目安にはなります。1年分だけでなく、直近から数年分を平均していただけばよりいいかと思います。文系・理系や国公立・私立も考えていただけば、自分のいるコースやクラスでの順位もわかるでしょう。
(2)模試の判定
2つ目の指針は、模試の判定結果です。自分の志望校レベルの大学をを目指す人がなるべく多く受験する模試を選んでください。例えば、産近甲龍レベルまでならベネッセ、関関同立以上の私立や国公立では駿台や河合塾の模試がいいでしょう。
納得のいく判定が出ない場合、何を何点あげれば目標を達成できるかを考えて、どんな勉強をしていくのかを決めてください。
(3)過去問の点数
3つ目の指針は、自分の志望校の過去問を自分がどれぐらいできるのかということです。合格者最低点や合格者平均点と自分の点数を見比べて、学習計画に活かしていきましょう。
2. 学年ごとの勉強と指針
(1)高校1年生
以前のブログで紹介したように、できるだけ早い時期に一応の受験計画を立て、1年生から少しずつ受験のための勉強をしていくのがいいのですが、やはり1年生の間は学校の勉強が勉強の中心になると思います。
ですので、勉強の指針は高校の合格実績が中心になるでしょう。将来の受験教科については特にですが、とにかく学校で習ったことをできるだけマスターして、定期テストで上位を目指しましょう。
(2)高校2年生
2年生では、学校の勉強と学校以外の受験勉強を両立していく必要があります。ただし、私立進学校の場合は学校の勉強だけでいい場合もあります。どちらにしても、定期的に模試を受け、受験をより意識して勉強してください。
そこで、2年生の主な勉強の指針は、高校の合格実績と模試の判定です。両方を分析して、バランスよく勉強してください。
私個人的には、受験教科に関しては、この時期はまだ学校の成績の方が重要だと思っていますが、学校の成績はいいのに模試で点が取れないというような時は、理由を考えて徐々に対策していく必要があるでしょう。模試はひとまずはC判定を目安にしてください。
(3)高校3年生
3年生では、受験勉強が中心となります。学校の勉強が入試演習で満足できるなら、学校の勉強を中心に勉強するのもいいでしょう。しかし、そうでないなら学校以外での受験勉強を中心に勉強していかなければなりません。どちらにしても、初めから浪人を考えない限りは、受験勉強を中心に勉強しましょう。
3年生の勉強の指針は、高校の合格実績、模試の判定、過去問の点数の3つです。
模試はB判定以上が目安となりますが、より重要なのは過去問の点数です。定期的に過去問をし、そのたびに学習計画を立て勉強し、合格者平均点以上を目指して頑張って下さい。
3. まとめ
ほとんどの学生にとって学校の勉強はとても重要です。まずは、自分の高校の合格実績を調べ、学校の定期テストで常に必要以上の成績が取れるように頑張りましょう。
徐々に受験を意識して勉強していくようにしましょう。2年生からは模試を定期的に受けるようにし、2年生の間はC判定以上、3年生ではB判定以上を目指してください。
また、3年生では、志望校の過去問で合格者最低点以上の点が取れるのかということが最も重要な勉強の指針となります。どこで何点上げれば届くのかを考えて、そのための勉強をしていくようにしてください。