大学受験高校3年生、学校のない日は何時間勉強すればいいのか
2020/04/06
大学受験高校3年生、学校のない日は何時間勉強すればいいのか
堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の個別指導塾です。
現在多くの高校が新型コロナウイルスの影響で休みになっています。
そこで今回は、大学受験生が学校のない日に何時間ぐらい勉強すればいいのかについて考えてみたいと思います。
〈目次〉
1. 勉強は時間も大切です
2. 勉強時間を決める2つの考え方
(1)志望校のレベル (2)今の成績
3. やる気次第で勉強時間はとれます
4. まとめ
〈本文〉
1. 勉強は時間も大切です
たしかに勉強は時間だけではありません。別のブログでは、「勉強の成果=勉強時間×効率×修得率」と書かせていただきました。どれぐらい適切な内容をどれぐらい適切な方法で勉強しているかという「効率」や、どれぐらい集中して勉強できてどれぐらい勉強した内容をできるようになったかという「修得率」も大切です。しかし、いくら効率のいい勉強を集中してやったとしても勉強時間が少なすぎれば、成績を上げるのは難しいでしょう。つまり、成績を上げるためには、「良い勉強」をある程度長時間やる必要があるということです。
2. 勉強時間を決める時の2つの考え方
それでは、大学受験生は学校のない日に何時間ぐらい勉強すればいいのでしょうか。
ここでは、2つの考え方について紹介させていただきます。
(1)志望校のレベル
勉強は、内容ややり方が間違っていなければ、やればやっただけできるようになります。しかし、自分が勉強をできるようになったとしても、周りの人がもっと勉強をできるようになっていれば成績は下がってしまいます。なぜなら、「勉強」が絶対的な評価なのに対し「成績」は相対的な評価だからです。
ですので、「受験勉強は下りのエスカレーターを登っていくようなもの」とよく言われます。立ち止まればどんどん下に流され、ある程度の速さで登っても現状を維持できるだけ。上に行こうと思えばもっと速いスピードで登らなければなりません。
しかも、志望校が高ければ高いほど、周りの人も良く勉強しているので、速いスピードで下っていくエスカレーターに乗っていることになります。
具体的な時間を示すのはたいへん難しいですが、ごく一般的に私の考えるところでは、
国公立大学志望なら8、9時間、関関同立レベルで6、7時間、産近甲龍レベルで5時間前後、摂神追桃レベルで4時間前後は勉強しているのではないでしょうか。ただし、数字は4月現在のもので、入試日に近づけば近づくほど増えると思います。
(2)今の成績
上にあげた時間は、成績を維持するための勉強時間です。例えば、春の模試で志望校B判定の大学受験生が夏の模試でB判定を維持するための勉強時間です。
つまり、成績を上げ判定をよくするにはもっと勉強しなくてはいけないということです。
これも具体的に時間を示すのは難しいですが、C判定ならプラス1時間、D判定ならプラス2時間、E判定ならプラス3時間以上の勉強時間が必要でしょう。
3. やる気次第で勉強時間はとれます
大学受験生が1日の勉強時間を決める時は、引き算で決めるのがいいでしょう。
1日は24時間です。まず、7時間寝るとしましょう。3食の食事とお風呂でどれぐらい時間がかかるでしょうか。人によって違うと思いますが、ここでは3時間としましょう。残り14時間です。
いくら大学受験生だからといって、勉強ばかりするのは無理でしょう。ストレスで爆発してしまったり病気になったりしてしまうかもしれません。やはりゆっくりする時間や遊ぶ時間が必要です。それでは、無理なく勉強を続けていくためにはそういった時間は1日に何時間必要でしょうか。これも人によって違うと思いますが、最低2時間は必要かと思います。
そこで、もし1日4時間ゆっくりしたり遊んだりするとすれば、先ほどの14時間から引けば残り10時間になります。いかがでしょうか。そんなに無理しなくても10時間は勉強できるのではないでしょうか。ただし、勉強へのモチベーションがあっての話ですが。
4. まとめ
時間だけが勉強ではないですが、成績を維持したり上げたりするためには、一定以上の勉強時間も必要です。
志望校の偏差値が高いほど長い時間が必要ですし、今の成績が志望校のレベルに達していなければより長く勉強する必要があります。
また、1日に何時間ゆっくりしたり遊んだりしたいかを考えて、学習計画を立てましょう。
よく考えればやっておきたい勉強内容はいくらでもあると思います。また、大学受験勉強は今しかできません。
無理のない範囲で、できるだけ頑張ってほしいと思います。