共通テストの試行問題をやってみました(英語リーディング編)
2020/06/05
共通テストの試行問題をやってみました(英語リーディング編)
堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。
昨年度でセンター試験が終わり今年度から共通テストが実施される予定です。
共通テストがどんな試験になるのかの説明として試行問題が発表されています。
大学受験生の皆さん、もうやってみたでしょうか。
パソコンさえあれば自由に無料で印刷できるので、まだの方はぜひやってみてください。
今回は、英語のリーディングについて、私がやってみた感想を紹介させていただきます。
まずは簡単に内容を紹介しておきます。
試験時間80分 オールマーク式 大問数6問 すべて長文問題
第1問 A 交換留学生のお別れ会についてのメモ
B 姉妹都市との交流イベントの告知記事
第2問 A 料理のレシピ(イラスト付き)
B フランスの学校での携帯電話についてのネット記事とコメント
第3問 A 学園祭のブログ(イラスト付き)
B 花についての異文化体験に関する雑誌の記事
第4問 読書習慣に関する2つの記事(片方はグラフ付き)
第5問 あるジャーナリストの伝記とその人物のポスター
第6問 A 女性パイロットに関する記事
B 環境問題に関する記事 以上
ご覧の通り内容的には身近でわかりやすいものが多いです。また、難易度的にもそんなに難しくなく、特に第4問ぐらいまでは易しいです。ただなんといっても量が多いです。大問数は6問ですが、各大問ごとに2つ長文やポスターなどがあるので合計12の文章になります。センター試験の時も時間が足りない生徒が多かったですが、共通テストではさらに時間との戦いになりそうです。
基本的に問題はすべて内容把握問題です。発音問題や文法問題はありません。本文の情報を正確に捉えられていれば解ける問題です。
私が注目した問題は、「タイトルをつける問題」、「要約問題」、「文章に合っている選択肢を選ぶのだが、何個合っているかわからない問題」、「2つの文章を関連付ける問題」などです。また、問1から「文章全体を問う問題」が出ていることにも驚きました。
こういった問題から私が思ったのは、「最初に問題を読んで、その情報を本文から探す」というようなやり方は通用しないだろうということです。また、英検の長文問題でよくやるような「文章を少しずつ読みながら問題を解いていく」というやり方も難しいと思いました。
つまり、文章全体の内容把握を問う問題が多く、問1からでも出るということは、「先に文章全体を読んでから問題を解く」という方法の方がいいのではないかと思いました。(あくまでも私個人の考えです)
そこで、共通テストの英語リーディング対策としては、英語の長文を速く正確に理解するために「速読」を身に付けておくことが大切だと思います。(「速読」についてはこれまでのブログでも紹介していますのでご覧ください。)
「速読」を身に付けること。そして、本文の内容さえわかれば問題自体は難しくないので、簡単な英文をどんどん読むことが大切だと思います。
文法力はあまり必要ないので、後は、単語などの語彙力があればいいのではないでしょうか。
ただし、ほとんどの方は英語の試験が共通テストだけではないと思うので気を付けてください。
普通に英語ができる方ならそんなに対策が必要だとも思いませんが、まだ試行問題をやっていない方はぜひやってみて考えてみてほしいと思います。