繰り返し学習に役立つ仕分け術
2020/09/23
繰り返し学習に役立つ仕分け術
堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。
「繰り返し学習」の大切さは、このホームページのブログでも何回も述べさせてもらいました。
1通りの勉強で完全に理解したり覚えたり自分のものにするのはまず不可能です。また、一度覚えたものもそのままにしておくとどんどん忘れていってしまいます。そのため同じ範囲を何回も学習しなおすという「繰り返し学習」が必要になります。
例えば英単語を毎日50個ずつ覚えていくとしましょう。1日目には1番から50番までの英単語を覚えます。そして、2日目には51番から始めるのではなく、もう一度1番から始めて100番までを覚えます。3日目には1番から150番までです。このように毎回1番から覚えなおします。そうすることで最初の範囲から忘れることなく確実に覚えていくことができます。
しかし、ここで問題が発生します。このやり方だと10日目には1番から500番までの500個、20日目には1000個の英単語を勉強しなければいけません。さすがに時間がかかりすぎて無理でしょう。
そこで、「仕分け術」が活躍します。
「仕分け術」とは、ある範囲を覚えたり勉強したりした時に、それぞれの内容を暗記度や理解度によって分けておくということです。そして、復習や繰り返し学習の時にその仕分けを利用して学習することによって、無駄が減り効率良く学習することができます。
例えば、「◎〇△×」という4つの記号を使うのもいいでしょう。
例えば、英単語なら見た瞬間に訳がわかる、数学の問題なら見た瞬間に解答までの道筋がわかる、理科や社会なら見た瞬間に詳しい内容が正しくわかるという時には「◎」を付けます。そして「◎」の付いたものは、復習や繰り返し学習の頻度をぐっと下げてもいいでしょう。テスト前や総復習の時に確認するだけでいいかもしれません。
瞬間には浮かばないが少し考えればわかる、完ぺきではないが大体わかるというのが「〇」です。もう少し頑張って「◎」にしましょう。
喉元まで来ているが出てこない、なんとなくわかっているが言葉にできないというような場合が「△」で、よりダメな場合が「×」です。このような場合には、もう一度じっくり学習しなおしたり、より多くの繰り返し学習をしたりする必要があります。
学習するたびに「×→△」「△→〇」など記号を見直してください。「×」のままのものもあれば、「×→◎」になるものもあるでしょう。
今回は、「仕分け術」について紹介させていただきました。
「仕分け術」によって、自分の学習の完成度が明らかになり、無駄なく学習を進めていくことが可能になります。
教科書やノートを汚したくないという方もいますが、教材を最大限役立てるためには、時には印をつけたり線を引いたり書き込んだりすることも必要です。
参考にしていただければ幸いに思います。