「効率の良い勉強法」の前に必要なもの!

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「効率の良い勉強法」の前に必要なもの!

2021/02/15

「効率の良い勉強法」の前に必要なもの!

堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。

私は塾の教室長という立場として、勉強法についてよく質問されます。「成績を上げるにはどうやって勉強すればいいのか。効率の良い勉強の仕方を教えてほしい。」という質問です。

そういった質問をされたとき私は、「では今までどういった方法で勉強してきたのか」についてたずねます。

すると一部の方は、今までの自分の勉強方法や問題点を詳しく説明してくれます。こういった方には私も、今までの勉強方法の問題点を指摘したり、改善点を提案したりすることができます。

しかし中には、今までの自分の勉強方法をほとんど説明できない方もいます。また、「勉強の仕方がわからないので、今まではほとんど勉強をしてこなかった」という方もいます。

確かに、勉強の成果を上げるには効率よく勉強する必要があります。しかし、どんな効率の良い勉強法であっても、勉強せずに成績を上げる魔法のようなものではありません。

また逆に、効率の悪い勉強法といっても、勉強すればそれなりに成果はあります。ですので、例えば学校の定期テストで平均点以下しか取れないというのは、ほとんどの場合、勉強時間不足、努力不足だと思います。

今まで効率の悪い勉強法で毎日2時間勉強してきた人が効率の良い勉強法に変えれば、これまで以上の成果を得ることができるでしょう。しかし、毎日30分しか勉強しない人なら効果は4分の1になり、全く勉強しなければ効果はゼロです。

また、「効率」と「修得率」とは別物です。

以前のブログでも何回か紹介しておりますが、私は、

勉強の成果=勉強時間×効率×修得率

だと思っています。

「効率」というのは、勉強内容や勉強の仕方が自分の目的にどれだけ適切かということであり、勉強法はこれを左右します。

いっぽう「修得率」は、やった勉強内容をどれだけ習得できるかということであり、これには主に「やる気」と「集中力」が関係しています。

つまり、せっかく良い勉強法がわかって「効率」の部分が上がっても、やる気を出して集中して勉強しないならば、「修得率」が低いままなので成果はあまり上がらないということです。

〈まとめ〉

「定期テストの成績をもっと上げたい」、「志望校合格に向けてもっと勉強ができるようになりたい」と思っている皆さん、目的を明確化し計画を立てた上で、できるだけ適切な内容や方法で勉強してほしいと思います。「効率」はとても大事なので、もし自分の勉強に不安があれば、より効率の良い勉強法について自分でよく調べたり誰かに相談するのがいいでしょう。

しかし、もし勉強時間ややる気が十分でないならば、それらも同時に改善していく必要があります。勉強にとって、「努力」以上に大切なことはありません。また、「努力」なしに学力を伸ばせるような魔法はないのですから。