公立高校入試直前、今から何をやればいいのか?

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公立高校入試直前、今から何をやればいいのか?

2021/02/19

公立高校入試直前、今から何をやればいいのか?

堺市の塾トライプラス大野芝校は、小学生、中学生、高校生対象の堺市中区にある個別指導塾です。

中学3年生の皆さん、いよいよ公立高校の入試(大阪府公立高校一般の学力検査、3月10日)が直前となってきました。

今回のブログでは、入試本番に向けてこれから何をやればいいのかについてお話したいと思います。私個人の意見ですが、参考にしていただければ幸いです。また、公立高校入試については、過去のブログでも多数紹介していますので、よろしければそれらもぜひご覧ください。

 

1.過去問を使った本番のシミュレーション

最も優先順位が高いと思うのは、過去問演習です。同じような学力でも過去問演習をやっておくのとおかないのでは本番の得点に大きな差が出ると思います。入試問題は、どの教科も中学校の定期テストや実力テストとはかなり違っています。また、テスト時間に対して問題量が多いです。ですので、本番で最大限点数を取るために、各大問をどういった順番でどれぐらいの時間をかけて解くのかをあらかじめ決めておくことをおすすめします。そして、順番や時間配分を決め、それをうまくできるようにするためには、過去問演習をするしかありません。

ここで私の提案を少し載せておきます。

 英語:長文問題2題は各15分(本文8分、問題7分)、自由英作文10分が目安です。英作文を少しでも速くできればその分を長文問題にまわせます。また、すごく苦手な方は、自由英作文を初めから切り捨ててしまう方法もあります。

 数学:苦手な方は、自分のできる問題で確実に点を取ることが最も大切です。じっくりやって何回も見なおしてください。普通の方は、大問1(計算問題と小問問題)と大問2(連立方程式が多く、1次関数の時も)で確実に点を取ることを優先してください。大問3(平面図形)と大問4(空間図形)の後半の問題は非常に難しいので無理そうなものは最初から切り捨てたほうがいいかもしれません。得意な方は、時間配分といかにミスしないかが重要です。より多く演習しておくことをおすすめします。

 国語:漢字(2分以内)⇒古文(5分程度)⇒現代文読解(15分×2)⇒作文(13分前後)の順番がいいと思います。作文はどのレベルの方にとっても得点源なので、最後にやる場合でもしっかりと時間確保してください。

 理科:知識中心の地学、生物⇒計算したり考えたりすることが多い化学、物理の順番でするのがいいと思います。地学や生物をできるだけ早く終わらせ、化学や物理(特に物理)に少しでも時間をまわしたいところです。

 社会:好きな(得意な)順番でやればいいでしょう。ただし、問題量がかなり多いので、最初に問題量を確認して、時間配分に気を付けてください。

 

2.全範囲の復習

英語や国語では全範囲の実力が試されるような問題が出ます。また、数学、理科、社会ではどの範囲が出されるかわかりません。ですので、簡単にでもいいので全範囲を見直しておく必要があると思います。英語では全文法事項、数学では全公式と公式の使い方を確認しておきましょう。また、理科と社会では特に、浅くでも広く勉強しておくことが安定した得点のポイントです。極端に苦手な範囲がないようにしておきたいところです。

 

3.勉強の注意ポイント

1と2をする上でのポイントや勉強してほしいことの追加点を教科ごとに書いておきます。

 英語:習っていない文章の長文問題や自由英作文に慣れていない方は、過去問や予想問題を利用して練習しておくのがいいでしょう。

 数学:高レベル以外の方にとっては、時間よりも正確さが問われます。計算でのミスは一番したくないことです。そのため、少し複雑な計算問題をゆっくりでいいので確実に正解できるように練習しておくといいでしょう。また、大問1の小問でよく出る「確率」と「資料の整理」、大問2でよく出る「連立方程式」、大問3でよく出る「証明」を特に勉強しておくといいと思います。

 国語:まず絶対やってほしいのは、作文を書く練習です。作文は非常に配点が高く、字数制限と条件を満たして書きさえすれば確実に点数をもらえるので、国語の最大の得点源です。ぜひ頑張って下さい(以前の動画で書き方を紹介しています)。次に、古文の勉強です。中学生の古文はとても易しいです。最低限の文法や単語を覚えれば、後は現代文の力で解くことができます。

 理科:まずは計算問題をできるようにしましょう。計算問題が苦手だという方もいると思いますが、理科の計算は数学ほど難しくないので練習すればできるようになると思います。計算問題をできるようにすることが、理科の点数を一番手っ取り早く大きく上げる方法です。

 社会:社会でも計算問題が出るので押さえておきましょう(地図の縮尺、時差、割合)。また、公民は範囲の割には配点が高いです。中学3年生で習って記憶も新しいと思うので、得意にしておくのがいいと思います。

 

〈あとがき〉

皆さんが今までどれだけ高校受験勉強を頑張ってきたかにかかわらず、これからの頑張りが非常に重要です。これからの行動(何をどれぐらい勉強するか)で、本番の結果が大きく違ってくるでしょう。

何を勉強するかよく考えて計画を立ててください。そして、最後まで頑張って下さい。応援しています。